ペンドラで時代を切り抜く!
かっこいい言葉ですが、これはもはや不可能と言ってよいでしょう。
不可能だから諦めるしかないのか?
僕の使用しているラケットはこれです。
蒋 澎龍(チャンポンロン)
チャンポンロンのプロフィールはこちら
長身から繰り出される破壊力あるドライブに加え、シェークハンドのバックハーフボレーにも似た、世界最速とまで言われるバックプッシュを繰り出し、ドラゴンプッシュと呼ばれた。
ドラゴンプッシュが必殺技
ドラゴンプッシュ、ネーミングのセンスはさておき、圧倒的不利と言われるペンのバックを武器に勝ち進んだ選手です。相手の強打に対してカウンターでのバックプッシュの威力は半端ないです。音で表現すると
パンパーンて感じです。
卓球関係者ならわかりますよね。
このバックプッシュがペンの強みになりますので、ペンの人にとっては基本ですよね。
しかしこのペンのバックプッシュをどんなに一生懸命練習しても、あっさりシェークの技術に屈してしまうのが今の卓球の現状です。
これから卓球を始めるという人はシェークを選べばいいのですが、ペンホルダー全盛期の時にペンで始めた僕なんかはもう完全にお手上げ状態です。
シェークに変えれば??
こんな声を頂くのですが、ペンホルダーの誇りだけは失いたくないのです。いや失う訳にはいきません!
中国式ペンに変えれば??
ちがーう!そういう事ではないのです。確かに中国式であればシェークに対抗できる可能性はあります。しかしそれでは意味がないのです。そう日本式のペンでなければ意味がないと思いませんか??
日本のペンホルダーの方たちはこう思ってます。(根拠はありませんが、恐らく間違いではないはず)
しかし日本式ペンを諦めなければならない現実があるのです。
日本式ペンが製造されない
すっかり大会で見なくなったペンホルダー。地方の大会ならまだ多少見かけますが、絶滅の危機といっても過言ではありません。つまり作る必要の無いものになってきているのです。
売れないものは作らなくなるのが世の中の理です。
そもそも卓球のラケットの素材が何で出来ているか知っていますか?
それは檜(ひのき)です。
超A級のラケットは1本の檜から1つだけ作れると言われるほど、特にペンのラケットには無くてはならない木だったのです。ペンのラケットといえばもちろん単板です。
この記事を読めば檜の素晴らしさがもっと伝わるはずです。
檜の良さが十分わかっていただけたと思いますが、今やこの檜で作られたペンの単板ラケットが、どこを探してもないのです。
つまり今使用しているラケットが割れたり、紛失してしまうと僕のペンの卓球は終了を迎えてしまうのです。ネットで見てもほぼ売り切れ状態、しかも中古であるにも関わらず、金額は当時の5倍以上。ペンの単板は骨董品レベルになってきているのです。
ラケットを大切にしようと改めて思いました。
ペンのラケットが手に入るサイト紹介
おすすめラケット紹介
これからさらにペンのラケットが市場から少なくなります。今のうちにもう1本ラケットを持っておくといいかもしれません。僕は今使用しているラケットが使えなくなった時が卓球人生の終わりだと思っているので、新しいラケットにするつもりはありません。
今ペンのラケットを使用している皆様、是非大切に使用してあげて下さい。