新規就農はするべきか?

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新規就農

これは私が田舎にUターンしたときに知った制度です。その時は全然この仕組を知らなくて、新しく農業を始める人に支援金があって、失敗したり辞めたらお金返してね。という風な認識で捉えていました。

おそらくこの解釈は大きく的を外してはいないと思いますが、これから新規就農を目指す方に少しでも力になれればいいと思い、新規就農について調べてみました。

新規就農とはなにか

新規就農とは、農業法人等へ就職して農業をすることとは違い、自ら農業という事業を興す(起業する)ことを指します。 他の産業における起業と同様に、農業でも事業を行う為には資金や設備、場所などが必要です。 つまり、経営者として持続可能な農業という事業を展開することを意味します。

つまり農業を行って、その収入だけで生きていくということです。

どうすれば新規就農者になれるのか?

新たに農業を始めるならその為の資金として1000万円は必要です。

こういった記事は多く見かけます。1000万円ありますか?ある人はいいのですが、
ない人の方が多いのではないでしょうか・・

確かに農業で飯を食うのは大変です。新しい機械などを購入すると、確かにそのくらいは必要になると思います。しかし、この少子高齢化時代ならかなり低予算で始められると僕は思っています。
この話は後ほど。

農林水産省のホームページへGO

まずは農林水産省のホームページを見てみましょう。

青年等就農計画制度についてと検索しても出てくると思います。

認定新規就農者制度について:農林水産省

本当にこの文章を全部読む人がいるのかと思うくらい長いです。
重要なところだけおさえておくと

対象者は、新たに農業経営を営もうとする青年等で、以下に当てはまる方です。

  1. 青年(原則18歳以上45歳未満)
  2. 特定の知識・技能を有する中高年齢者(65歳未満)
  3. 上記の者が役員の過半数を占める法人

農業経営を開始して一定の期間(5年)を経過しない者を含みます。
認定農業者は含みません。

農業経験が5年以内なら大丈夫ということは、3年目の僕でも大丈夫なようです。
ただ、年齢制限が45歳までなので、いずれは農業をしたいと考えている人は早めに動いた方がいいかもしれません。

新規就農の支援金について

新規就農の支援金には主なものが2つあります。

農業次世代人材投資事業(経営開始型)

就農直後(5年以内)の所得を確保する資金(年間最大150万円)を交付します。

新規就農者に対する無利子資金制度(青年等就農資金)

農業経営の開始に必要な機械、施設の取得等のための資金について、無利子貸付を行っています。

この2つが主な支援金の制度となります。

制度利用の注意点

制度を利用するにあたって注意点があります。

 

「経営開始型」の場合は、年間所得が350万円以上になった場合に交付停止となります。さらに前年の所得に応じて交付金額が変動することも知っておきましょう。150万円がもらえなくなるのは辛いですね。

また、交付期間終了後、交付期間と同期間以上、営農を継続しなかった場合は返還となります。
つまり10年間は農業を続けなければならないのです。
しかし5年以上も農業を出来ているということは、成功してるとも言えるので、返還もそんなに難しくないかも知れませんね。

2つ目の新規就農者に対する無利子資金制度(青年等就農資金)は、無利子ですが、借金です。
借金なのですが、条件としてはかなり優遇された借金なので、上手に利用することが大事です。

経費をおさえる方法

最初に述べたように、1000万円は必要ということですが、もっと経費を抑えて始めたいところです。
私の住んでいる地域も過疎高齢化が進んでおり、今後ますます畑や田んぼが放置されていきます。
それにともなって空き家も増えていきます。ただでもいいからもらって欲しいという人もいます。

今、過疎地では、農業を始める人よりも、辞める人の割合が高いので、チャンスはあると思います。
地域住民との友好関係を上手に築くことが出来れば、機械も貸してくれたりすることもあると思います。

はっきりいってトラクターやコンバインは高額です。しかし年にわずかな期間だけしか使いません。わざわざ最初から購入する必要はないと僕は思います。資金に余裕が出来てから購入を検討した方が、失敗した時のリスクは減らせるかもしれません。

最初は農産物を育てるよりも、地域住民との関係性を育てる方に注力が必要です。

結論 新規就農をするのか?

僕は新規就農はしないと思います。なぜなら、やらされるのが嫌だから。5年間面倒見るから10年頑張れと言われても・・途中でやりたいことが出来たらすぐ方向転換出来るようにはしておきたいからです。
でもやはり0から農業のスタートは厳しいので、そういった制度の事を勉強しておくのは大事だと思います。もしかしたら利用するかもしれませんので。