卓球界を席巻したラバー【スレイバー】
みなさんスレイバーという卓球のラバーをご存じでしょうか?
高弾性高摩擦ラバーの代名詞といわれ、1967年に発売されると卓球そのものに大きな変化をもたらしました。その後長年にわたり世界中のプレーヤーに愛用され、多くのタイトルを獲得。スピードとスピン、放物線を描いて飛んでいく打球が特徴です。
スピード:10
スピン:8
スポンジ硬度:38度
卓球界で一世を風靡した伝説のラバーです。僕はこのラバーを愛用していました。
なぜこのラバーを使っていたのか、今となってははっきり覚えていません。
ただあの伝説の人物、宇土省三先生もこのラバーを使ってました。
僕は中学の3年間はこのスレイバー一筋で練習をしてきました。私の戦型は、右ペンホルダードライブ型です。今となっては絶滅危惧種です。
同じスレイバーを使ってる奴には負けたくなかった
当時スレイバーと一緒くらいの人気を誇っていたラバーがありました。その名は
スピード:10
スピン:10
コントロール:10
スポンジ硬度:40~45度
マークVのラバーを使ってる人も多かったです。スペック的にはマークVの方が上ですが、マークVを使ってる選手に脅威を感じた事はありませんでした。
問題は同じスレイバー使いです。同じスレイバーには負けたくないと常に思ってました。
男は黙ってスレイバー
ある程度強くなり有名になると、色んな人からラバーは何を使ってるんですか?と聞かれる事が多くなってきます。その頃は、ハイテンション系ラバーが出始めてた頃でした。当時1枚2,800円だったスレイバーをはるかに超える5,000円オーバーのラバーでした。
そんな高いラバーを買える訳はなく、常にこう答えてました。
男は黙ってスレイバー
このセリフが思った以上にかっこよく映ったみたいで、結構スレイバーに変えましたという人が出てきました。
しかしその時僕はスレイバーに限界を感じ、スレイバーFXに変えていました。
あれから20年
スレイバーは生きていた!
ちょっとパッケージは変わってしまいましたが、性能はスピード10、スピン8と記載されていたので変わってないのでしょう。まさに伝説のラバーです。
今この時代(2020年)にスレイバーを使って試合に勝てたらもの凄いことだと思いませんか?そしたらあの名セリフを決めてみたいと思います。
男は黙ってスレイバー
ちなみに今はテナジーを使ってます・・