音楽の神に祝福されたヴァイオリニストが山国へ

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川畠成道プロフィール

1971年、東京生まれ。視覚障害を負った幼少期にヴァイオリンと出会い、音楽の勉強を始める。桐朋学園大学卒業後、英国王立音楽院へ留学。
1997年、同院を同院史上2人目となるスペシャル・アーティスト・ステイタスの称号を授与され首席卒業。
1998年、東京サントリーホールにおいて小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団との共演でデビュー。
その後、英国と日本を拠点にソリストとして精力的な活動を展開し、毎年数多くのリサイタルと国内外の主要オーケストラと多数共演を行っている。

 

2004年、英国にてマリア・ジョアン・ピリス、ハインリッヒ・シフ等と共にチャールズ皇太子主催のリサイタルシリーズに邦人アーティストとして唯一人招かれ、英国人ピアニストとのデュオで高い評価を得る。

2005年、イタリア・ボローニャ歌劇場にて開催されたボローニャ歌劇場室内合奏団とのヴィヴァルディ「四季」の演奏は、満員の観衆が総立ちとなる喝采を受ける。同年、同楽団とのCD「川畠成道の四季」をリリース。

モーツァルト生誕250周年の2006年は、ユベール・スダーン指揮ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団の日本ツアーのソリストに起用された他、米国、中国等でリサイタルツアーを開催。

2007年、スロヴェニア国立マリボール歌劇場管弦楽団との共演でヴォルフ=フェラーリ作曲「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を日本初演、また同楽団のスロヴェニア公演でもソリストを務める。この日本初演の録音は、2010年5月に「メンデルスゾーン&ヴォルフ=フェラーリ ヴァイオリン協奏曲集」としてリリースされている。

2011年は、欧州最高のオーケストラのひとつであるキエフ国立フィルハーモニー交響楽団の日本ツアーのソリストとして成功を収め、2013年にも再び共演するなど、着実な歩みを進めている。

CDは、1999年リリースのファーストアルバム「歌の翼に」(ビクターエンタテインメント)が20万枚の記録的大ヒットとなり各地で売り切れ公演が続出、大きな話題を集めて以来、2018年のデビュー20周年記念アルバム「J.S.BACH 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006」まで15枚をリリースしている。なお、デビュー10周年記念CD「ザ・ベスト」と11枚目のCD「川畠成道|クライスラーを弾く」、13枚目の「無伴奏の世界|川畠成道」は、レコード芸術誌で特選盤に選ばれている。

「徹子の部屋」、「スタジオパークからこんにちは」などのテレビ番組にも出演。エフエム世田谷「川畠成道のレディオ・ストリングス」では5年間パーソナリティーを務めた。弦楽器専門誌 「サラサーテ」における連載は、2007年より継続、好評を得ている。

デビュー当初より音楽活動の傍ら、積極的に国内外でチャリティコンサートを行う。

中学音楽鑑賞教材や高校英語・現代文教科書、高校入試問題やNHKラジオ高校講座「現代文」に映像や文章が使用される等、社会派アーティストとしても多方面に影響を与えている。

2017年、文部科学省の「スペシャルサポート大使」に就任。

なぜ世界的ヴァイオリニストが山国へ?

またしても信じられないようなニュースです。世界的ヴァイオリニストが山国へやってくるそうです。本当に山国で大丈夫なのですか?チャールズ皇太子主催のリサイタルシリーズに邦人で唯一呼ばれた人ですよ。日本人で1人だけです。さすが音楽の神に祝福されたヴァイオリニストです。そんな素晴らしい経歴の持ち主が山国で演奏をしてくれるというのですから、山国町民の方は本当に幸せ者だと思います。山国へ来てくれること自体、奇跡なのですから。

視力をほとんど失ったヴァイオリニスト

10歳のころに、大病を患い視力をほとんど失ってしまいました。生きる希望を求めてヴァイオリンを始めたそうです。そして巨匠アイザック・スターンと出会い、ロンドンに留学、97年英国王立音楽院を首席で卒業し、数多くの著名な音楽家を輩出した英国王立音楽院の歴史の中で、史上二人目の「スペシャル・アーティスト・ステイサス」の称号を授与されました。

あまりに凄いのですが、凄すぎてよく理解不能なので調べてみました。

アイザック・スターンは何者なのか?

ヴァイオリニスト。1920年7月21日、ウクライナ生まれ。2001年9月22日、ニューヨークにて没。1歳のときに米国に移住。8歳でヴァイオリンをはじめ、サンフランシスコ音楽院で学び、15歳のときモントゥー指揮サンフランシスコ響と共演してデビュー。43年にカーネギー・ホールでのリサイタルで高い評価を受ける。カーネギー・ホール取り壊し反対運動の先頭にたち、存続と維持に成功する。若手の育成にも精力的で、一流の音楽家を多数育て上げた。米国音楽界の父親的存在。

2012/08/30 (2013/03/11更新) (音楽出版社)

英国王立音楽院とは?

1822年に創立された英国王立音楽院(RAM-ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック)は、世界中から高い評価を得ている 伝統ある音楽院で、長年にわたり、プロの音楽家を目指す学生のための教育を行い、多くの優れたソリスト、オーケストラ奏者や 室内楽奏者、指揮者、作曲家を輩出しています。アカデミーは、大学学部課程から博士課程を有しており、イギリス最大のロンド ン大学連合の、唯一の音楽院です。

スペシャル・アーティスト・ステイサス

これを調べると全て川畠成道さんの名前が出てきます。約2世紀も続く歴史ある音楽院から2人しかこの称号を与えられておらず、そのうちの一人が川畠成道さんです。まさに音楽の神に祝福されたヴァイオリニストなのです。

音楽の神に祝福されたヴァイオリニストが山国へ

皆さん、ヴァイオリンと聞いて思い浮かべるのは、アフロのあの方だと思います。ヴァイオリンの技術もそうですが、プロデュースの仕方なども上手で、ヴァイオリンという楽器を、身近に感じさせてくれるようにしてくれました。とても有名な方です。しかし今回川畠さんの経歴を見てどう思われましたか?ヴァイオリンに興味がない人は知らない方も多かったのではないかと思います。でも目が見えないというハンデを乗り越えて、世界に誇るヴァイオリニストとして活躍されている方がいることを知り、その演奏を生で聞けるのです。これはありえない。こんな田舎に来るのです。しかもコアやまくにのシアターのキャパは300人です。世界的ヴァイオリニストの演奏をほぼ独り占めできる環境なのです。こんな贅沢はないと思います。

最後にヴァイオリンなのかバイオリンなのか?

これはどちらでも正解です。個人的にはヴァイオリンの方がかっこいいので、ヴァイオリンという表記にしています。余談でした。

2019.11.24(日)川畠成道ヴァイオリン・リサイタル

とき 2019年11月24日(日)13:30開場/14:00開演

ところ コアやまくにシアター 大分県中津市山国町守実130番地

料金 前売券2,500円 (当日3,000円)

是非お越し下さい。