移住の不安を解消します。畑の借り方編

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皆さんこんにちは。

さあ田舎暮らしを始めて農業をしよう!そう思っている人は多いと思います。畑を借りて、野菜を育てて暮らしたい。あれ?畑って誰に借りたらいいのでしょう?

畑を借りるにはどうすれば良いか?

畑を借りるのは簡単ではありません。農地法という高い壁があるのです。

参考リンクを見てわかればいいのですが、難しすぎて僕は読むのを諦めてしまいました。本当はちゃんと読んで内容を理解した方がいいです。僕の頭では無理でした。

この法律は、国内の農業生産の基盤である農地が現在及び将来における国民のための限られた資源であり、かつ、地域における貴重な資源であることにかんがみ、耕作者自らによる農地の所有が果たしてきている重要な役割も踏まえつつ、農地を農地以外のものにすることを規制するとともに、農地を効率的に利用する耕作者による地域との調和に配慮した農地についての権利の取得を促進し、及び農地の利用関係を調整し、並びに農地の農業上の利用を確保するための措置を講ずることにより、耕作者の地位の安定と国内の農業生産の増大を図り、もって国民に対する食料の安定供給の確保に資することを目的とする。

農地法 Wikipedia

農地を農地以外のものにすることを規制するということです。それはその通りですね。田んぼや畑に家などを建てられたら、国産の食料が無くなってしまう恐れがあります。

もうひとつは、国民に対する食糧の安定供給の確保をしなさいということ。つまり畑を持ったら作物を作りなさいということです。

農家にならないと農地は借りられないのです。

農業委員会から許可を貰わないと畑は借りられない

個人での畑の売買や、貸し借りは禁止されています。
違反に対する行政罰は、3年以下の懲役または300万円以下の罰金です。行政罰の対象者は、農地の権利移転・農地転用に違反した者、不正の手段等で許可を得た者です。

もしこの畑使っていいよと言われても、ちゃんとした手続きを行わないと後々大変な目にあってしまいます。ちゃんと許可を貰ってやった方が安心できます。

人には貸したくないのが本音

畑を借りるには、畑を持っているところから借りる必要があります。その地に知人や知り合いがいたら、そう難しくないかもしれませんが、全くの知らない土地で、知り合いもいないとなると、そう簡単に畑は借りることはできないと思います。

畑や田んぼといったところは、代々受け継がれてきたものであり、守るという意識を強く持たれています。いきなり見ず知らずの人に借りたいとお願いされても簡単に貸してくれる人はいないと思います。

何もあてがないのなら、まずは市の農業委員会に相談してみてください。

事業計画書を作成しよう

当たり前の事ですが、無計画では誰も貸してくれません。どんな作物を作るのか、年間の収支目標など立てなければなりません。市のホームページなどに申請書のテンプレートがありますので、一度見ておくといいかと思います。

農地に関する手続きに必要な書式
農地の手続きの際に必要な申請者連絡票のほか、農地の賃貸借、農地転用に必要な申請書式です。 1.農地法申請時の申請者連絡票(各申請共通) 必ず連絡が取れる電話番号を記載してください。 農地法申請時の申請者連絡票[P...

※これは私の町の場合ですので、それぞれの住まいの町や市のホームページをご覧ください。

1年間はその町を知ることに注力しよう

地方に移住をして、すぐに農業を始めようとするのはあまりおすすめが出来ません。やはり移住先の人たちとの人間関係を深めて、信頼を得る努力をした方がお得です。

  • 畑を貸してもらえる確率が大幅アップ
  • 農機具を貸してもらえる可能性アップ
  • アドバイスと余計なお世話をもらえる

地域行事は必ず出るべし

町を知ることも必要ですが、自分を知ってもらうことの方も忘れてはいけません。その為には積極的に地域行事には参加した方がメリットは大きいです。畔掃除や草刈りにも参加してコミュニケーションをとっていきましょう。田舎は人間関係が大事です。

まとめ

畑や田を借りる一番の近道は、その土地との人間関係を有効にするのが一番の近道です。人間関係が嫌で、人と距離を置きたいと考えている人は、農業はできません。しっかりと地域で自分の信頼を得る努力をしてください。そうする事で協力者は増えていくと思います。まずは人に助けてもらい、そして助けてあげられるようになれればいいなと常日頃より思っています。