地域おこし協力隊になりたいあなたへ

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地域おこし協力隊って知ってます?

地域おこし協力隊とは

地域おこし協力隊(ちいきおこしきょうりょくたい)とは、人口減少高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である。

Wikipedia

2009年に総務省により制度化され、2018年には全国1061の自治体で5530人の方が地域おこし協力隊として活躍しています。

地域おこし協力隊になるには

(1)地方自治体による協力隊の募集情報を確認してください。活動内容や条件、待遇等は各自治体によって異なります。

(2)募集している地方自治体へお申込みください。

(3)地方自治体による選考(書類選考、面接等)の結果、採用が決定します。

(4)地方自治体から、委嘱状等の交付により「地域おこし協力隊」としての委嘱を受けます。

(5)現住所から採用先の自治体に住民票を移動し、地域おこし協力隊として活動を開始します。

   詳しくはこちら

      ↓


https://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/

現在この山国町では、昨年まで3名の地域おこし協力隊の方がいました。

3年の任期を終えて、そのまま定住してくれた2名の方と、

現在、任期1年目の地域おこし協力隊の方がいます。

1名は新たな地を目指し頑張っています。

地域おこしって何をやるの?

実際に地域おこし協力隊として活躍してくれた方が

何をしていたか紹介します。

ちょんまげ男の場合


ちょんまげ男は、山国の山に魅了されてこの町にやってきたそうです。

彼が興味を持っていたのは「炭作り」

何でも、山国町の土と木が、炭作りに最高に適しているのだそうです。

そして大の馬好きであるちょんまげ男は、山国案山子ワールドにおいて

こんな案山子を作っては、みんなを驚かせています。




これ案山子ですよ

本物の馬と思わせるくらいのクオリティです。

そんなちょんまげ男は現在、山国町に残り、

山仕事をしながら、炭作りに励んでいます。

毛谷村六助にとりつかれた男の場合

一度ブログで紹介した事があります。

山国町の伝説の人物「毛谷村六助」に興味を持ち始め

調べていくうちに、町内の誰よりも詳しくなってしまい

現在では、毛谷村六助の墓の近くに住み、

自宅に毛谷村六助資料館を作ってしまいました。

講演会などの活動を行っており、

毛谷村六助でこの町を盛り上げようとしています。

また現在は、豊前山国六助太鼓のメンバーです。

田舎のおしゃれ番長

先ほど紹介した2名は、昔からこの町に住んでいたの?

と思うほど、田舎が似合っていたのですが

この方は違いました。THE都会っ子!

夜でもサングラス

自称YouTuber

地区の草刈りに、スーツに革靴で参加してしまうという

武勇伝は真実なのだろうか?

しかし、ネットやSNSに強く情報発信や

ネット予約を始めるなど、田舎の人には

出来ない事をやってくれました。

あと数年この町にいてくれたら

さらにこの町を面白くしてくれたと思います。

また写真が好きで、地元でとった写真で

展示会を行ったり、田舎で遊ぶ企画を考え

SNSでの集客を得意としていました。

田舎で行った婚活企画で、主催者側なのに

誰よりもおしゃれをしていったという武勇伝は真実なのか?

comeback!!


そして現在は1名の方が地域おこし協力隊として頑張っています。

その方は、料理が好きで、地元の伝統料理のレシピを作り

書籍化しようとしています。

伝統料理は基本レシピなどはなく、代々受け継がれて

くるものですが、少子高齢化のせいで

受け継がれなくなってきたところにメスを入れてくれています。

地域お越し協力隊はお客様ではない


残念ながら地域によって優遇のされかたは違うようです。

こんなはずじゃなかったと思う人が多くいるみたいです。

そう!国が地域おこし協力隊の制度を始めて、徐々に認識されつつありますが

地方の行政は、国がこういう制度を作ったから募集してみるか!

くらいの感覚な訳ですよ。

「俺が地域おこし協力隊になって地方を活性化してやるぜ!」

と勢いよく飛び出してきて、行政側も、「この町を頼む!

サポート体制は任せとけ!」

くらいのWINWINの関係ならいいのですが、

現実は違います。

放置プレイに耐えられますか?

地域のアピールをよろしくね!頑張ってね!



これで終わりです。

後は自分でなんとかするしかありません。

仕事を与えられる方が本当に楽だと思います。

手取り、足取り教えてもらってなんて甘い考えは

持たない方がいいと思います。

自分でやりたい事を見つけて自分で取り組まなければなりません。

歓迎されると思ったら大間違い

○○さん!○○町へようこそ!

なんて垂れ幕で歓迎されたら最高ですよね。

(おっいいね。うちの町ではこれをやろうかな)

そんな歓迎されたら嬉しくなると思います。

でも実際は、そんな垂れ幕などはなく

誰かの孫が帰ってきてるのかしら?

くらいにしか思われませんので安心して下さい。

演説は必要ありません。

目指すのは歓迎される人ではなく、歓迎する人になることです

そう、歓迎される人ではなく、

歓迎する人にならなければいけないのです。

このシフトチェンジができないと

孤独感が強くなってしまいます。

誰も歓迎会を開いてくれないなら

自分で自分の歓迎会を開いて招待するくらいの

気持ちは必要かもしれません。

最初はゼロでも、3回招待すれば1回はくるでしょう。

おもてなしをされるのを待つより

おもてなしをした方が早いし効果的です。

自分の為にやった方が人の為になる


人の為になる事をやりたいという人が沢山います。

その考え方も素敵ですが、

自分の為に行った方が人の為になる法則知ってます?

人の為に何かやろうとすると失敗する事が多いです。

これは本当に人の為になってるのか?

ただのおせっかい?

何をしたらいいんだろう?

こんな思いをしたことはありませんか?

人の為に何かするって

簡単なようで難しいのです。

それなら開き直って

自分の為にやりませんか?気持ちが凄く楽になりますよ。

でも自分の為にやってるのに

人の為になっている事は意外と多いのです。

私が田舎で伝統芸能を復活させた訳

私は地域おこし協力隊ではないのですが

田舎暮らしをしています。

そして昔この地にあった伝統芸能を復活させました。

目的は、地域の活性化を目指し、みんなを喜ばせたいからです。

なんて表向きは言ってますが・・

本音を言えば

俺こんな事やってるんだぜ~って

自慢したいだけなんです。(あっ言ってしまった)

あいつすげーって言われたいだけなんです。

さすがにこんな理由で結成しました。

とは言えないです。(今言ってるけど)

でも結果として、地域のイベントに呼ばれたりして

町の人を楽しませているのです。

自分のただの自己満足なのに

人から感謝されるんです。

ちょんまげ男も、六助男も、都会っ子も

この町の為に!って思いはそんなに無かったと思います。

炭作りがしたかったちょんまげ男も

誰かの為に炭を作ってる訳じゃなくて、

あの工程が楽しくて作ってただけであって

そこに欲しいという人が現れる。

毛谷村六助に興味を持った男も、

この町の人の為に調べようと思った訳ではなく

自分がただ好きになったので調べていたら

周りが改めて地元の偉人に興味を持ちだしただけです。

写真が面白かったから取っていただけの都会っ子は

イベントの撮影隊としてかかせない存在になりました。



結果として自分の為にやっていたことが

人の為になり、役に立っているのです。


自分の為にやる事が、人の為になる一番の近道なのです。

地域の若者を巻き込もう

何か始めようとするなら、地域の若者を巻き込んでやりましょう。

自分がやりたい事を実現させるには

地域の若者に協力してもらうのがいいと思います。

どうしても田舎は変化に弱いので、

現状維持を選んでしまいがちです。

現状維持では±0

ではないのです。

現状維持は退化しているのです。

新しい風を起こすなら若者と一緒に取り組む方が

きっとワクワクするはずです。

地域おこし協力隊になりたいあなたへ

地域おこし協力隊ではない私が言うのもあれなんですが

地域おこし協力隊を目指す為に必要な事を少し紹介します。

車の免許は必要

車の免許は絶対に持っていた方がいいです。

可能なら軽トラぐらいは運転できるともっといいです。

車がないと本当に何処にも行けません。

ドローンを使えたら最強

最近は地域のPRをドローンで撮影したりしてますので

地域をアピールするならドローンを使えたら

かなり重宝されると思います。


パソコンやネット技術が武器になる

多分私がこの町で一番、パソコンに詳しく、ネットに強いと思っています。

都会に行けば、私なんか鼻くそレベルですが、田舎だとトップレベルです。

動画の編集や、チラシの作成などが出来れば

かなり驚かれると思いますよ。


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。

私の地域でも地域おこし協力隊を募集しています。

興味がある方はこちらをご覧ください。

https://www.city-nakatsu.jp/ijudocs/2019052700088/file_contents/mission_yamakuni.pdf