どうして他の田舎は移住者が増えたのか?

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中津市お試し暮らしというのがあるみたいです

なんと2019年4月1日より

中津市お試し暮らし住宅が設置されていた



そんな制度あったんだ・・

知らなかった・・

たまたま市のホームページを見ていたら

発見しました。

ページが見つかりません | 大分県中津市

https://www.city-nakatsu.jp/ijudocs/2019041000083/file_contents/gaiyou.pdf

なるほど。

1日2,500円で住んで、その間に空家バンクに登録した家を見て回るという事ですね。

これだけ見ると、悪くないと思います。

本気で移住者を増やす気があるのか?

疑問に思う事がこれです。

本気で移住者を増やそうと思ってるのか?です。

どうしても案内が弱すぎると思ってしまうのです。

今回のこの中津市お試し暮らしの記事に書かれている事は

  • 目的
  • 料金
  • お申込み方法

活字で書かれたこれのみです。

来ます?

僕だったら行かないです。

歓迎されそうな雰囲気が全くありません。

せっかくの良い取組みなのに

もったいなさすぎませんか?

移住者が増えた町から学ぼう

徳島県神山町から学ぶ 亀山プロジェクトとは

「ホンモノをつくったら、必ずそれを評価するひとが出てくると思っていました。過疎のまちを生き生きとさせるには、『移住者を集めること』を目標にするのではなく、『そのまちをステキに変えること』が大前提です」(大南さん談)。



シンプルなのにわかりやすい

まちをステキに変えること

自然と人が集まってくる

そんなイメージが湧いてきます

神山プロジェクトの仕掛け人「大南信也さん」はどんな人?

1953年徳島県神山町生まれ。米国スタンフォード大学院修了。帰郷後、仲間とともに「住民主導のまちづくり」を実践する中、1996年ころより「国際芸術家村づくり」に着手。全国初となる道路清掃活動「アドプト・プログラム」の実施や、「神山アーティスト・イン・レジデンス」などのアートプロジェクトを相次いで始動。町営施設の指定管理や、町移住交流支援センターの受託運営など複合的、複層的な地域づくりを推進。現在、多様性あふれる人が集う創造地域『せかいのかみやまづくり』を目指し活動中。

地域の元気創造プラットフォーム公式サイトより


経歴が凄すぎます

この人だから出来たことなんでしょうか?

神山町が取り組んだ事

  • アーティストを呼ぶのではなく、アーティストが作品を作る場所にした
  • 地域おこしの団体を立ち上げた

アーティストを呼ぶのではなく、アーティストが作品を作る場所にした

私も、田舎のイベント事業に携わっていますので、よくアーティストを招いて

住民の方に楽しんでもらおうとしていますが、

やはり予算の少なさに苦しみます。

ある程度の知名度のある方じゃないと、集客は本当に難しい

しかも、有名アーティストを呼んでも

盛り上がるのはその日だけですから、翌日には寂しい町に戻ってしまいます。

うーん。どうしたらいいんだろう???

そんな悩みを抱える中、神山町は

アーティストを呼ぶのではなく

アーティストが作品を作る場所を目指したそうです。

神山町には1999年にスタートした、 アートによる国際交流プログラム

『神山アーティスト・イン・レジデンス』というものがあり、

毎年3名のアーティストを神山町に招待していたそうです。

神山町は、この招待客を目当てにくる観光客ではなく

アーティスト自身を、町に取り込もうとしたのです。

その取り組みが成功し、世界中からアートの町として

人々が訪れるようになったのです。

そこへ日本のメディアが注目され、知名度があがり

一躍有名な町になったのです。

地域おこしの団体を立ち上げた

NPO法人グリーンバレーとは?
認定特定非営利活動法人グリーンバレーは、「日本の田舎をステキに変える!」をミッションに、徳島県神山町でアート、移住定住、環境、働き方などの分野で活動を展開している小さなNPOです。 具体的には、「神山アーティスト・イン・レジデンス」(KAI...

見ると、出来そうな気がしてくる。

でも実際は出来ない

これは何故なのだろうか?

団体を立ち上げるのが難しい?簡単?

金、人脈、実績

これのどれかひとつでもあれば、立ち上げるのは

出来そうな気がします。でも

何もない状態ならどうしますか?

熱い想いは言うまでもなく大切です

熱い想いがなければ絶対無理です

熱い思いは必要と言いましたが

それだけで賛同してくれる人は

ほぼゼロです。

こういう場合はどうでしょう?

俺はこの町を救いたいんだ!みんな協力してくれ!

こう熱い想いをぶつけられても

失笑で終わるだけです。

で、具体的にはどうするの?

1日1時間ゴミを拾います!

いいね!俺もやるよ!

そう言ってくれる人がいれば神様です。

神様がいるはずなく

頑張って!と言われて終わりです。

でもこの活動を1年続けてみると

何故かかってに

ゴミの無い町

日本一きれいな町

とか知らない間に勝手にアピールされ始めるのです。

ここで改めて

俺はこの町を救いたいんだ!みんな協力してくれ!

こう言えば恐らく沢山の人が

賛同してくれるはずです。

なぜなら、そこに実績があるからです。

実績がなければまず実績を作る事が大切です。

多くの人に賛同を得ないと出来ないと思ってないですか?

多くの人に賛同を得ないと出来ないと思ってないですか?

確かに100人が賛同してくれれば

やりやすくはなります。

でも誰も賛同してくれなければ

出来ないのでしょうか?

やりやすいか、やりにくいかの問題だけだと思うんです。

やってみないと何も変わりません

弱い犬ほどよく吠えるっていうが

何もしないよりましなんだぜ

これは不思議な話ですが、神山町は移住者を増やそうと

取り組んだ訳ではない事です。

「町を素敵にする」

これを目標に頑張ってきたら

移住者が増えたという事です。

神山町から学んだこと

この町に住んでくれるようお願いするのではなく、この町に住みたいとお願いされなければならない

今移住者を増やそうとしている地域は、

無理やり移住者を増やすことだけに重きをおいています。

住んで下さい!住んで下さい!

住んでくれても、自己責任ですよ!

こんな地域が多すぎると思います。

住んだらどんなメリットがあるのか?

これを伝えずに来てくれって言われても

行けませんから

町に住むメリットを作る事が最初の段階だと思います。

その努力をしないで、住んでもらおうとしても

虫のよすぎる話だと思います。

そしてそのメリットを作るのは

行政でもなく、この町に住む住民の熱い想いだと思います。

住みたい田舎ランキング全国第1位は、実はとなりの田舎だった

「田舎暮らしの本」にて住みたい田舎ランキング1位が

なんととなりの市「豊後高田市」でした。

https://matome.naver.jp/odai/2135883882286092401

少し前にテレビで紹介されたので、聞いた事がある人もいると思います。

子育て応援誕生祝い金  100万円

お祝い金の額
 第1子・・・・・ 10万円
 第2子・・・・・ 10万円
 第3子・・・・・ 50万円
 第4子以降・・・100万円
※第3子は3回(年1回)、第4子以降は4回(年1回)に分割して交付します。(下記参照)

区分4か月に
達したとき
1歳に
達したとき
2歳に
達したとき
3歳に
達したとき
総額
第1子
第2子
10万円10万円
第3子10万円20万円20万円50万円
第4子以降10万円30万円30万円30万円100万円

うらやましすぎる。

なんか、移住者を増やす本気度が違います。

僕が、移住先を探しているのならば

間違いなく候補に入れます。

ただ移住者を増やすだけでなく

しっかりメリットがある。

これが本当の移住政策だと思います。


話を一番最初に戻すと

中津市お試し暮らしというのがあるみたいです。

この事を知っている人はどれだけいるのでしょうか?

僕は、町のブログを書いてますので

情報は得る努力はしてますが

何気なく暮らしている人は、誰も知らないと思います。

せっかく素晴らしい取組みなので

是非これを活かしつつ、移住者に感じて頂けるメリットを

生み出すことが必要です。